アルゴの航海日記

ウラジオストクに押し寄せる中国人観光客の波

2016.08.17

沿海地方に住む私たちは、4~5年ほど前まで頻繁に中国との国境に隣接する綏芬河市や琿春市などに訪ねていた時期がありました。
中華料理を食べたり、ショッピングしたり、余暇の過ごし方の一つとして、このようなバスツアーは大変な人気があり、随分と前から予約を入れないと席が取れないような状態でした。当然、出入国時の手続きや税関検査などは長蛇の列ができ、何時間も並ぶことも。しかしながら2014年、情勢が急変し、このように余暇を過ごすロシア人が激減してしまいました・・・。

 

その理由はロシアルーブル急落。海外に行く事の経済的負担が大きくなり、人の流れも止まってしまいました。一方、そんな為替の差異を隣接する都市に住む中国人は素早く感じ取り、観光客が大挙して沿海地方に押し寄せてきており、人の流れの逆転現象が起きています。2016年の初めから前年と比較すると5割ほど近く増えつつあり、夏休みを前にさらにその数は大きく増え、市内のホテルは中国の観光客に“占領”された状態となっています。

 

そんな彼らの大半は買い物が目的で、中でも高級品の香水や鞄やネクタイ、換金性の高い金やダイヤモンド、琥珀のアクセサリーなどが人気のようです。化粧品店に勤める友達の話では昨年末にやって来た中国人観光客が高級香水、化粧品、ギフトカードなどを買い求め、レジ前に長い行列が出来たそうです。そしてなんと、彼らの一人当たりの平均購入金額が20,000ルーブル!!だったそうです。

 

今日も尚、街中いたるところでこのような観光客を目にします。現在は、チョコやハチミツ、お酒などの食品を大量にカートに載せてスーパーマーケットを闊歩する観光客も多く目にするようになりました。常に変化の絶えない私たちの国、ロシア。これまで訪れた事のある人も、また訪れてみませんか?きっと新鮮な思いでこの街を感じてもらえると思います。

目抜き通りの装飾品店に出現した中国語の案内

 

ウラジオストクの土産物屋に大挙して押し寄せる中国人観光客